2012/10/30

トルコ:神秘の自然美、パムッカレ

パムッカレはトルコにある世界遺産の一つ。どういう場所かは、口で説明するより写真で見てもらった方が手っ取り早いので、はい、こーんな感じ!


めっちゃきれいでしょ!?

今までに見たことのない不思議な光景。この白いのは何?どうやってできたの?分からないことだらけ。

どうやら、ここには温泉が湧いていて、その温泉水の中に含まれる炭酸カルシウムがこのような白い石灰棚を造っているとのこと。なんとも言えない自然美!


真っ白な石灰棚の中にたまった透明な温泉水は、青い空の色を反射して薄い水色のように見え、ウットリしてしまう程きれい。

温泉水は生温~い感じの温度。水の中に入ることもできるので、足湯感覚で入るのも良し、水着になって温泉感覚で浸ってしまうのも良し。いずれにせよ水の中に入ることを考えた服装で行くと良い。


敷地内にアンティークプールと言う有料温泉もある。温泉の中に遺跡が沈んでいるというユニークな場所。

なぜ温泉の中に遺跡があるかって?パムッカレはローマ帝国時代の温泉保養地で、その都市遺跡(ヒエラポリス)が今でもパムッカレの丘の上に残っている。昔地震があった際にその一部が温泉の中に崩れ落ちたそう。(ちなみにヒエラポリスはパムッカレの入場料を支払っていれば見学できる)

ヒエラポリスの遺跡

遺跡温泉に入るには、パムッカレの入場料(20TL)以外に追加料金(30TL)を払う必要あり。自分達はお金をケチって入らなかったのだけど、ゆっくりと温泉に浸かりたい方は是非行ってみて。

それから見て欲しいのがパムッカレの夕日。夕日がパムッカレの水にきらきらと反射してとても綺麗。できれば夕日まで見て、パムッカレに一泊するのがお薦めコースかな。

パムッカレの夕日

今までにパムッカレに行ったことのある人の話を聞いた感じだと、人によって印象の良し悪しが分かれているようだった。水があまりなくてがっかりしたという話も聞いたことがある。ネットで調べると、実際昔と比べると水の量が減ってきているらしい。もしかしたらシーズンによっても水の量が変わるのかな・・・?私達が行った10月には、確かに水が入っていない石灰棚もあったけど、水が入っている石灰棚は本当にきれいだったので、美しい景観を十分に楽しめたというのが私達の感想。

では、まとめ!トルコに来たらパムッカレは絶対行くべし!!



お薦めレストラン


食事にお薦めなのが、パムッカレにある日本食屋さん、ラム子の食堂!ここは、パムッカレで唯一日本人が作る日本食を食べれるレストラン。短期の旅行の場合はわざわざ日本食を食べたいとは思わないと思うけど、日本食が恋しくなっている長期旅行者には嬉しい場所。味も美味しいので、是非お試しあれ。

ラム子の食堂を経営するラム子さんの旦那さんはトルコ人で、ラム子の食堂の隣でバス(旅行?)代理店を経営している。次の目的地までのバスをまだ予約してないなら、夕食ついでに隣でアレンジできる。


パムッカレからの日帰り観光オプション

パムッカレから日帰りで行けるアフロディシアスという遺跡がある。エフェシスと同様、都市遺跡。私達は行かなかったのだが、行った人の話によると、行く価値ありとのこと。アフロディシアスはエフェシス程まだ有名ではないので観光客が少なく、ゆっくりと観光でき、しかも入場料がエフェシスよりも全然安い。遺跡の保存状態も良いらしい。公共のバスで行くには乗り換えがあったりと面倒なので、パムッカレからのツアーに参加した方が楽かも。

正直、遺跡は見過ぎると飽きてしまうので、何箇所も見るよりは良い遺跡一箇所をじっくり見る方がベター。旅のルートとスケジュールを加味して、エフェシス、またはアフロディシアスどちらか一つの都市遺跡をじっくりと観光するのが私達のお薦め。


2012/10/25

トルコ: エフェソスの遺跡とセルチュク

エフェソスの図書館の入口
トルコには遺跡がたーっくさんある。その中でも特に有名な遺跡の1つがエフェソスの都市遺跡。トルコに来たからには見ておかないとと思い、私達も行って来た。

エフェソスの大劇場

エフェソスはその昔は都市だっただけに、遺跡も壮大。それでもまだ25%くらいしか発掘されていないらしい。

残っている遺跡から、なんとなくこんな街並みだったんじゃないかとか、こういう生活をしてたんじゃないかとか、想像が掻き立てられる。昔図書館だったという建物は今でも保存状態が良く、かっこいい。

エフェソスの町並み
エフェソス遺跡は人気観光地なので観光客も多い。人が多過ぎると自分のペースで見れなかったり、理想的な写真を撮れなかったりするので、なるべく観光客が少ない時間帯を狙って行くことをおすすめする。朝早く、または午後遅めの時間帯だと観光客が少なめのよう。じっくり見ると3-4時間くらいはかかると思って。

図書館





営業時間
4-10月: 8:30-19:00
11-3月: 8:00-17:00
入場料: 25 TL






エフェソス観光の際、私達はセルチュクという町に宿泊した。セルチュクはエフェソスの遺跡まで徒歩でも行ける距離。パッケージツアーの場合はセルチュクに宿泊しないと思うが、私達のようなバックパッカー旅行者は、エフェソス観光の拠点としてセルチュクに1、2泊する人が多いようだ。

セルチュクにはバックパッカー天国とも言えるような素敵なホステルもあるし、エフェソス遺跡以外の観光スポットもあるため、時間がある人はセルチュクに何泊かすることをお薦めする。

セルチュクで私達がお薦めする宿泊先と観光スポットを紹介。

Atilla's Getaway
Atilla's Getaway
TEL: +90 (0) 232 892 3847
メール: info@atillasgetaway.com
HP: http://www.atillasgetaway.com


敷地内にプールもあり、リゾートな雰囲気の素敵なホステル。オーナーやスタッフもとても親切。

町の中心地から車で約5分ほどの場所にあり、ホステルのまわりにはお店やレストランは全くない。ただ、ホステルと町の中心にあるバス停(otogar)までの間を決まった時間に無料でシャトルサービスをやっているので特に不便は感じないと思う。



ダグの大好物の朝食、メネメン


オプションで朝食、夕食付きにすることができるが、食事付きにすることをお薦めする。なぜなら、①ここの食事はとてもおいしい!②ホステルのすぐ近くには食事できる場所がない。③食事の時に他の宿泊者と交流でき、旅の情報交換もできる。

ホステルからエフェソス遺跡までは山道を歩いて40分程度。山道から見える景色がきれい。ホテルのスタッフに行き方を確認してみて。






セルチュク近郊の観光スポット

シリンジェ村

ストロベリーワインで乾杯!

セルチュクのバス停(Otogar)からドルムシュ(乗り合いのミニバス)で20分程度の山間にある小さな村。可愛いヨーロッパの街という感じで雰囲気がとても良い。ワインが名産で、ワインショップでは無料でテイスティングもできる。その他、お土産屋さん、カフェ、レストランもたくさんあるので、半日程度かけてぶらぶらするのがお薦め。

眺めの良いカフェ
トルコを旅行する際は、是非是非検討してみてください(^_^)

今後もどんどんトルコ旅の情報をアップデートしていくので、お楽しみに☆






2012/10/17

カトマンズ観光: お薦めTop 5

ネパールのカトマンズ。もともと、どんな所なのか全くイメージを持っていないまま、ポカラからバスに乗って約6時間で到着。来てみたら、さすがネパールの首都だけあって大きい。ポカラは静かでゆったりした雰囲気だったけど、カトマンズは人や車が多くて忙しい雰囲気。

カトマンズはとにかく道の状態が悪い!舗装されてないし、デコボコ道が多い。乗り物が通る度に砂埃をあげるので空気が悪く、現地の人でもマスクをしている人をよく見かける。

人から聞いた話、カトマンズで交通整理をしている警察官の寿命は平均40歳代とのこと(>_<) 超短いけど本当かな?でもあの排気ガスと砂埃にまみれた道路の様子を見ると信じられる気も。。。

そんなカトマンズ、でも見所はたくさんあるし、趣のある古い建物が並ぶ町の雰囲気は個人的には好き。物価も安いので、ショッピングも楽しめる場所。インドの後に来たからか、町の汚さなんかは殆ど気にならない(笑)

では、ここカトマンズで私達がお薦めする観光スポットトップ5を紹介しま~す(^_-)

カトマンズの町をぶらぶら


カトマンズの町並み

安い宿が多く集まり観光の中心地点となるタメル地区からダルバール広場、フリークストリートにかけては、ただ単にぶらぶらするだけで楽しい。なぜなら、立ち並ぶ家々や建物がとても雰囲気があってかわいいから。カトマンズの町がこんな良い雰囲気だとは思ってもいなかったので、なんか得した気分。

タメル地区にはカワイイ雑貨屋さんや服屋さん、トレッキング用品屋さんがたくさん。値段も超お手頃価格。

眠そうな感じの仏陀の目
至る所に小さな仏塔が建つ広場もあったりして散策が楽しい。ネパールの仏塔には必ず仏陀の目が描かれていて、険しい顔だったり、なんとなくお茶目な顔だったりバリエーションがあって面白い。


ダルバール広場には木造のお寺があり、その彫刻が細かくてきれい。ダルバール広場は「一応」ツーリスト向けの入場料(750ネパールルピー)がある。ただ、この広場は町の一部でもあるため、入り口が1つだけではなく、現地の人の通り道、憩いの場ともなっている。そのため、メインの入り口を明らかにツーリストって感じの人が通った場合にだけ声をかけられ入場料を求められるようだ。結構テキトー(笑) 私達は何度かダルバール広場に出入りしたが、入場料は払わずに済んだ。ラッキー!

フリークストリートは、その昔ヒッピーが住み着いていたという場所。タメル地区には価格の高いレストランが多いので、食事はフリークストリートでとる方が安く済ませられる。

私達のお薦めはSurya Moon Bistroというレストラン。フリークストリートから脇道を少し入った所にあり、静かでお店の雰囲気も良いし、お手頃価格で食事もおいしい。

ちなみにタメル地区は安宿が集まっていることで有名だけど、フリークストリート周辺のホテルの方が安めのようだ。

スワナヤンブナート寺院

スワナヤンブナート寺院の仏塔
カトマンズのタメル地区から徒歩圏内にある仏教寺院。徒歩20-30分程度。

この寺院は小高い丘の上にあるので、階段を上るのは大変だけど、上った後はカトマンズ市内を一望できて気持ちが良い。別名モンキーテンプルとも呼ばれていて、敷地内にはお猿さんがたくさん。お猿さん達の行動を眺めているのも楽しい。

カトマンズには他に有名なボダナート仏塔があるが、個人的にはスワナヤンブナート寺院の方がお薦め。




アミターブモナステリー(別名、ホワイトグンバ)


ホワイトグンバ

カトマンズ市内にある仏教の修道院。お坊さん達が暮らしている場所。ローカルの人が多く、外国人観光客は少ない。まだ観光客にはあまり知られていないみたい。(私達はネパール人の友だち家族に連れて行ってもらった)

外にはきれいな金色の仏像があり、寺院の中はとってもカラフルで見応えあり。山の上にあるので、カトマンズ全体が見渡せて眺めもグッド。

ホワイトグンバからの眺め

場所は、カトマンズ市内と言っても徒歩圏内ではないので、タクシーか何かで行く必要がある。中にはハイキングする人もいるみたいだけど。

一般客にオープンなのは土曜日だけなのでスケジュールを組む際には気を付けて。

ナガルコット

ナガルコットからの朝日

カトマンズから車で約2時間の山の上にある村。山の展望台から見る朝日や夕日が有名。360°の景色とヒマラヤ山脈のパノラミックビューを楽しめる。ナガルコットでは早朝は晴れていても、その後段々と雲がかかってくるのが通常。朝日の時の方がヒマラヤ山脈が見える可能性が高い。

バクタプール

バクタプールの町並み
カトマンズからナガルコットへ行く途中にある町。カトマンズからは車でやく1時間くらい。町の雰囲気がレトロな感じで趣があり、散策が楽しい。この町の名物ジュジュというヨーグルトがとても美味しいので絶対試してみて。

ここバクタプールにもカトマンズと同じようなダルバール広場がある。カトマンズのダルバール広場と違って、広場の入り口が明らかなので、こっちは入場料を払う必要あり。入場料はカトマンズのよりも高め(1100ネパールルピー)だが、規模はこっちの方が大きい(と思う)。

ナガルコットに一泊して夕日と朝日を見て帰りにバクタプールに寄るってコースがお薦め!

ダルバール広場は、カトマンズ、バクタプール、 それからパタンという場所にそれぞれあるので、カトマンズ近辺に三ヶ所ある。個人的な意見としては、一箇所をじっくり見ればそれで十分。どれか1つ選ぶとしたら、時間があればバクタプールのダルバール広場が1番良いと思う。

カトマンズのダルバール広場

時間があまりない人は、1番アクセスの良いカトマンズのダルバール広場に行くことをお薦め。こちらの場合は、ラッキーなら入場料払わなくても済むしね(^_-)

カトマンズに旅行する際に是非参考にしてみてください(^_^)

カトマンズの次はイスタンブールに行ってきまーす♪

2012/10/14

ポカラのお薦め: パラグライディング

ポカラのパラグライダー
インドの次にやって来た国はネパール。インドからは電車やバスを乗り継ぎ、陸路で国境越え。ネパールのポカラまでの道のりはバスのトラブル続きでかなり大変だったけど、その話は次回。

で、ポカラという町。ここは湖あり、山あり、天気が良ければ遠くに7000、8000m級のアナプルナ連峰が見える自然豊かな場所。ネパールで人気のアナプルナ連峰のトレッキングの開始地点でもある。

湖沿いのレイクサイドという地区にツーリスト向けのホテルが集まっていて、レストランやショップがたくさん並んでいる。ネパールフード以外のレストランもたくさんあり、そのクオリティもなかなか。インドの後でカレーに飽きていた私にとっては好都合(^_^)

ここポカラでのお薦めアクティビティがパラグライディング!町にはパラグライディングの会社がたくさんある。



パラグライディングのテイクオフの場所までは車で20-30分程度と近いので、2-3時間の空き時間があればできてしまう。

私もダグもパラグライディングは初体験。タンデムなので、パイロットの言う通りにしていればテイクオフもランディングも簡単。何も難しいことはない。山の上に到着したら、ギアを付けてあっという間に空中へ!

離陸直前

離陸!

もー、眺めは最高!!湖や山、川、ポカラの町全体が360°見渡せる。ほんと、鳥になった気分。やって良かった!

フェワ湖

最後の方になってパイロットが、アクロバティックなのをやってみたいかと聞いてきたので、もちろんYes! グイーングイーン左右に揺れたり、クルクル回りながら急降下したりスリル満点。このアクロバティックはパイロットによってやってくれたりやってくれなかったりするみたい。

真上から見た棚田

パラグライディングをできる場所は世界中たくさんあると思うけど、ポカラのパラグライディングはかなり安い方だと思うので、ポカラを訪れた際は是非トライしてみて!

初めてパラグライディングをやったけど、終わった途端、もう一回やりたいって思った。癖になりそう(>_<)




私達が使ったパラグライディングの会社
Pokhara Paragliding Pvt. Ltd.
約30分のタンデムフライトでUS$50


2012/10/05

インド国内の移動: 電車

アグラ着の電車

インドで過ごす時間が終わりに近付いている。寂しいか?いや、早く次の国に行きたい気持ちの方が大きい!しつこい客引きやカレーのない国に行きたい!(笑)

私達がインドに滞在した期間は約一ヶ月。インドはとても大きい国。一ヶ月ではメジャーな都市だけをとっても周りきれない。本当は北の方のカシミールや、ゴアやケララなどの南インドも行ってみたかったが時間がなかった( ; ; )

私達が今回訪れた都市は以下の通り。インドの中では比較的北の方に位置する場所で、デリーを真ん中として東西を横断したイメージ。

デリー⇒ジャイサルメール(クーリー)⇒ジョードプル⇒アグラ⇒カジュラーホー⇒バラナシ

長距離の都市間は全て電車で移動した。インドではメジャーな都市の殆どは鉄道で繋がっており、時間はかかるものの安い金額で移動ができるので便利。寝台列車の場合、夜に電車に乗って寝てしまえば朝に到着する。

インドの電車は移動には便利だが、色々と複雑なことが多いのも事実。私達の経験をもとに、今後インド旅行する人のために電車に乗るコツを伝授しよう!

チケットの買い方

最も便利なのはネット上での購入。
インドの鉄道のオフィシャルサイトにも予約ページがあるが、登録にインドの電話番号が必要だったり、クレジットカードでの支払いはAmexしかダメだったりとバリアが大きい。

そこで便利なのが、Cleartripというウェブサイト 。
このサイトではVISAやMasterCardでも支払いができるし、登録ももっと簡単。外国人でも簡単にインドの電車のチケットを購入できる。

ネットで購入した場合は、購入完了後のページを印刷して乗車の際に持っておくことを忘れずに。電車に乗った後に車掌さんがチケット確認にまわってくる。

ネット購入以外のオプションとしては、駅の窓口で購入という方法がある。メジャーな都市の駅には外国人専用の予約窓口があるので、そちらを通すとよりスムーズに購入できる。通常の窓口は混雑しているし、並んでいても抜かされたりするので大変。

駅で直接購入するよりもオンラインを薦める理由は、チケットをキャンセルする場合に手続きが簡単なため。オンラインで購入した場合はオンライン上でキャンセルできるが、駅で購入した場合は駅でしかキャンセル手続きができない。わざわざ駅まで出向かないといけないという不便さがある。

既に購入したチケットをキャンセルするのは出発時間の24時間前までなら安い手数料(座席クラスによりRs40-70)のみで可能。但し、一度日程を変更しているチケットをキャンセルしたり、二度めの日程変更の場合は、手数料が2倍になるので注意。

旅行の日程が長期間でフレキシブルな場合、複数のルートを一気に購入せず、直近のルートだけを購入しておき、その都度次のルートのチケットを購入した方が良いと思う。初めて行く都市の場合、そこに何日いたいかどうかは行ってみないと分からなかったりする。先に全部のチケットを購入していると、決まった日程に縛られたり、チケットの日程変更をする必要がでてきて何かと面倒。

ただ、ルートによっては、インドの電車のチケットはかなり早くに満席になってしまう。なので、ギリギリまで待ってしまうと、移動したい日にちにチケットが取れなくなってしまう恐れも高い。インド鉄道のオフィシャルサイトやCleartripで後何席残っているのかなど予約状況の詳細が確認できるが、随時確認しながら予約のタイミングを見計らうことをおすすめする。

それか、Tatkalチケットと言って、出発前日に売り出されるチケットを狙うという手もある。料金は普通よりも割増になってしまうが、インドの電車はもともとの料金が安いので人によってはそんなに気にならないかも。このチケットは出発日の前日の午前10時に発売が開始される。売り切れるのが早いようなので、前日の10時にすぐに購入できるように準備をしておこう。

チケット購入の際のもう一つの注意点。夜に出発の列車で時間が24時を過ぎている場合は、日にちが翌日のものを選ぶことを忘れずに。基本的なことだが、うっかり間違ってしまうことも。例えば20日の夜の電車を探していて、発車が24:30の電車があった場合、チケットを購入する際は21日を選択する必要がある。(実際、私たちは一度”うっかり”間違ってしまった!)

座席のクラス

インドの電車はクラス別に車両が分かれていて、クラスによって料金が異なる。どういうクラスがあるかの詳細はこちらのサイトを参考に。

どのクラスがお薦めか?女性同士や女性の一人旅だったら、AC3(エアコン付き3段ベッド)以上をお薦めする。それより下のクラスでスリーパークラスというのがある。スリーパーもAC3も両方とも3段ベッドなのは変わりがないが、違いは以下の通り。

AC3: エアコン付き。ボックスごとにカーテンあり。ブランケット、シーツ2枚、枕の提供あり。

スリーパー: エアコンなし。扇風機はあり。カーテンなし。寝具の提供なし。

女性だけの旅だと、カーテンがあるのとないのとでは、安心感が違う。また、料金の高いクラスほど、乗客はおのずと身分の高い人が多くなる。そのため、AC3の方がスリーパーよりも周りに変な人がいない可能性が高い。女性にとって、この安心感は大事!

カップルの場合や男性だったらスリーパークラスでも問題ない。枕やシーツがないのは残念だけど、それだけ安いので一日だったら我慢できる!エアコンは付いてないけど、それは全然大丈夫。逆にエアコン付きだと寒過ぎたりするので。

電車の乗り方

インドの電車はとにかく長い!そして自分の乗る車両が見つけにくい!異なるクラスの車両間は行き来ができなくなっているため、クラスが異なる間違った車両に乗ったまま電車が出発してしまうと、次の駅まで自分の車両に行けなくなってしまう羽目に。電車によっては次の駅が2時間後ということもあるので要注意。

大きな駅には駅構内の電光掲示板に車両の並びを表示している場合があるので、まずはプラットフォームに出る前に確認してみよう。または、各プラットフォームの電光掲示板に車両番号が表示されている場合もある。電光掲示板がない駅もあるが、その場合、電車の車体に車両番号が書いてあるので、よーく観察すること。

自分が乗る駅が始発駅であれば、電車が早めに到着しているので少し安心。それぞれの車両の入り口の所に座席ごとの乗車名リストが貼ってあるので、自分の名前が載っているかどうか確認してから乗り込もう。

たまに到着のプラットフォームが変更になったりする場合もあるので、自分が乗り込む電車が正しいかどうか、周りの人に念のため確認しておくと安心。

それから、インドの電車は、車両が車両番号通りに並んでいないこともある。例えば、B1とB2という車両があったとしても二つの車両が隣同士とは限らない。これを頭の片隅に入れておくと、焦らずに済む。

電車の降り方

降り方のアドバイスって必要?と思うかもしれない。でもインドの電車は降りるのも一苦労。なぜなら駅名のアナウンスがないのだ!しかも時間通りに到着するとは限らない!そのため自分が降りるべき駅かどうかが不確かなのである( ; ; )

そこでアドバイス。まずはインド鉄道のウェブサイトで電車のスケジュールを確認して印刷しておこう。もちろんメモっておいても良い。要は、どの駅に何時に到着する予定かを把握しておく。特に自分が降りる1つ2つ前の駅名と到着予定時刻を確認しておくことが重要。時間近くになったら停車する駅の駅名を窓から確認しよう。後は電車に乗っているインド人に確認すること。インド人も親切に教えてくれる人が多い。

電車の中での食べ物、飲み物

電車に乗る前に、少なくとも十分な水、必要であれば簡単なスナックを買っておこう。電車の中で飲み物を売る人が回ってくる場合もあるが、運が悪いと一回も来ない場合がある。水よりもチャイの方が頻繁に回ってくるかも。夜早い時間の出発の場合、カレーのお弁当が電車の中でも買える。


インドの電車は初めは緊張の連続だが、慣れてくれば快適さも増してくる。ドキドキワクワクなインド電車の旅、してみてはいかが?(^_-)