2013/06/30

南アフリカ: SOWETO

SOWETOとはヨハネスブルク市にあるタウンシップの名前で、SOuth WEstern TOwnshipの略。アパルトヘイト政策によりアフリカ系住民を一定の場所に集約させるために作られた居住地区である。南アにはたくさんのタウンシップがあるが、このSOWETOが歴史的な背景(反アパルトヘイト運動)や、多くの黒人政治的リーダーを生んだ場所ということから最も有名なタウンシップである。元大統領のネルソンマンデラもここに住んでいたことがある。

そんなSOWETOを自転車でまわるツアーがあることを知り、参加してきた。

SOWETOの中でも貧しい地区。ツアーのガイドさん達がついているので危険は全く感じない。子供達が声をかけてきたりしてかわいかった。


現地の男性達が集まってお酒を飲む場所。SOWETOの人たちが飲むビールは、私達が普段飲んでいるビールとは見た目も味も全く違うアフリカ伝統のビール。見た目は乳白色で、味は薄めた飲むヨーグルトにアルコールを足した感じ。炭酸はなし。ビールが牛乳用のパックみたいなのに入っているから最初はびっくりしたけど、見た目や味がヨーグルトっぽいことを考えると、納得?ちなみにパッケージには「車にひかれるので、飲酒歩行するな。」との注意書きが。飲酒運転じゃなく、飲酒歩行の注意を促しているところがおもしろい。

















ツアー中に見かけたおもしろいおじさん。タンクトップの下にブラジャーをしている様子(笑)この人は特別かもしれないけど、SOWETOの人はフレンドリーな人が多い印象だった。


SOWETOにはもちろん貧しい地区もあるけど、大きい家が並ぶリッチな地区もある。良さげなレストランにはお金持ちそうなビジネスマンがたくさんいて、近くには高級車が駐車されていた。SOWETOの中でも貧富の差が大きいことを感じた。




ツアーの締めのランチでは、南ア(Durban)名物Bunny Chow(パンの中身をくり抜き、その中にカレーを入れた食べ物)がでてきた。それまで食べる機会がなくて今回が初トライ。とっても美味しかった!お薦め。


全体的に、ガイドの説明も詳しく勉強になったし、住民や子供達と挨拶を交わしたり、現地の人や生活が少しだけ垣間見れてとても興味深いツアーだった。

私達が参加したのは4時間の自転車ツアー。他に2時間と一日ツアーがある。この自転車ツアーは、SOWETO Backpackersというホステルの経営者が企画しているもの。ツーリズムを通してSOWETOのコミュニティに貢献しているビジネスで好感が持てる。

SOWETOは想像していたよりも広くて興味深い場所だったので、SOWETO Backpackersに一泊してもっとゆっくりSOWETOを探索しても良かったかな〜と思う。

SOWETO BICYCLE TOURS
SOWETO BACKPACKERS
※自転車ツアーとホステルは同じ連絡先
SOWETO Backpackers宿泊者は自転車ツアーのディスカウントあり
住所: 10823A Pooe Street
Orlando West, Soweto 1804, South Africa
E-mail: lebo@sowetobackpackers.com
電話番号: +27 (0)11 936 3444

2013/06/27

南アフリカ: ステレンボッシュでワインを嗜む



ステレンボッシュ (Stellenbosch)は、ケープタウンから東に50km程の場所にあるワインで有名な町。

ケープダッチ様式と呼ばれている白い建物が素敵。まわりに見える山の風景もきれい。のんびりした感じの雰囲気で居心地が良い。



ケープタウンから日帰りでも可能な場所だけど、ステレンボッシュは町自体もかわいく、おいしいレストランも多いのでケープタウンに行く前、または後に数泊するってコースがお薦め。




ステレンボッシュのまわりの町も含めその周辺にはワイナリーがたくさんある。ステレンボッシュだけでもワイナリーは数百件はあるのではないだろうか。

殆どのワイナリーでワインテイスティング(通常有料)ができるので、ワイン好きの人には天国。時間が許す限りワイナリー巡りしてみると楽しいかも。

私達が行ったワイナリーはBlaauwklippen。

大人っぽくワインテイスティング。ワインテイスティングは事前に予約しなくても大丈夫。

ステレンボッシュにあるたくさんのワイナリーの中からこのワイナリーを選んだ一番の理由は、敷地内でピクニックが可能だったから。前日までに予約しておけばピクニックメニューを用意してくれる。2人分とは思えないくらいのボリュームのランチでお腹がいっぱい。なんといっても自然いっぱいの中でワインを飲みながらおいしい食事をとるってのは、気持ちが良い。


BLAAUWKLIPPEN VINEYARDS
電話番号:+27(0)21 880 013 (ピクニック予約の際はこの電話番号、もしくはウェブサイトからも予約可能)
ウェブサイト:http://www.blaauwklippen.com/
地図こちら


2013/06/25

南アフリカ: 魅力たっぷりケープ半島




ケープタウンに来たら絶対お薦めしたいのが、ケープ半島のドライブ。レンタカーで途中途中止まりながら景色を楽しみたい場所。

海沿いの道のドライブは景色が最高で本当に気持ちが良い。ケープタウンに来てこの景色を見なかったら本当に残念って思うくらい素晴らしい景色なので絶対旅程に含めて欲しい。



大西洋側の海水はちょー冷たいって聞いたので、実際入ってみた。夏なのに本当にちょーー冷たかった!ここでは海水浴できませぬ。タンザニアのザンジバル島のインド洋は温泉のように温かい海だったけど、ここケープタウンの大西洋は氷のように冷たかった。

素敵な景色がありすぎて、ドライブ中何度も車を止めて景色をエンジョイ。そうすると、予想してたより時間がかかるので、午前中早めに出発した方が良いかも。

ケープタウンからM6という道路を進んで間もなくのところにあるCamps Bayという海沿いの町、とてもかわいかったので、時間あればカフェかどっかでゆっくりしてみても良いかも(私達は出発が午後になってしまったので、時間がなく止まらなかったけど)。

ケープポイント/喜望峰(Cape Point/Cape of Good Hope)


ケープ半島の先端にはケープポイントと喜望峰がある。ここがアフリカ大陸の最南端、且つ大西洋とインド洋の境目かと思っていたのだけど、どうやらそれは間違い。Cape Agulhasという南東方向に150km程離れた場所が最南端、且つ2つの海洋の境目なんだって。

ケープポイントにあるライトハウス。この古びた感じがいい味だしてる~。

ケープポイント/喜望峰周辺には野生のヒヒが生息していて、こんな感じで車に登ってきたりする。敷地内にはヒヒに注意、食べものを与えないでって注意書きが所々にあったな。


サイモンズタウン (Simon's Town)


ケープ半島の東側にある海沿いの小さな町、サイモンズタウン。私達はここのキャンプ場に一泊した。サイモンズタウンにはおいしいシーフードが食べれるレストランもあるし、それにペンギンもいる!南アにペンギンとは予想外じゃない?すぐ目の前でこんなにたくさんの野生のペンギンが見れるなんて感激。特に私ペンギン好きなので。あの歩き方が何ともいえなく愛らしい。



ペンギン観賞のためのボードウオークや国が管理しているボルダーズビーチ(Boulders Beach)は入場料あり。海に向かってボードウオーク入口から左手にあるビーチは入場料なしなのでご参考まで。無料のビーチがあることは駐車場のおじさんが教えてくれたので、場所が分からない場合は地元の人に確認すると良い。

サイモンズタウン近くの道路にあった「ペンギンに注意」の標識。ここら辺では時々ペンギンが道路や町を歩いているみたい。



ケープ半島は車があって駆け足でまわればケープタウンから日帰りでも可能は可能だけど、できれば途中の町に泊まってゆっくりまわることをお薦めする。見所も多いし、急いでまわるのはもったいない。

最後に、サイモンズタウンでおいしかたレストランを紹介して終わり~。

Cafe Pescado
住所:118 St George's Street, Simon's Town
ウェブサイト:http://www.pescados.co.za/wmenu.php





2013/06/23

南アフリカ:ロベン島

ケープタウン滞在中、ロベン島 (Robben Island)ツアーに参加してきた。

ロベン島とは、アパルトヘイト時代に政治犯の強制収容所として使われていた島。元大統領のネルソンマンデラも反アパルトヘイト運動により政治犯としてこの刑務所に18年間収容されていた。ネルソンマンデラは、その後他の刑務所に移っているので、合計27年間という長い刑務所生活を送っている。

ネルソンマンデラが過ごした独房

1996年に刑務所は閉鎖されて、現在は一般公開され観光客も訪れることができるようになっている。私達が知っている限りでは、個人でロベン島に行くことはできず、ロベン島のツアーに申し込むことが必要。そのツアーに行き帰りのフェリーとロベン島でのガイド付きツアーがふくまれている。

島は結構広いので、まずはバスに乗ってのツアー。





途中のストップでは、ケープタウンのテーブルマウンテンが見えてきれい。



バスツアーの後は、刑務所の中のツアー。実際に刑務所に収監されていた元囚人が刑務所の中を案内してくれたので、リアル感があって良かった。

元囚人のガイドさん


ロベン島ツアー情報


日時:毎日9時~、11時~、13時~(フェリーでの行き帰りを含めて3.5時間)
料金:R230(大人)※2013年6月時点の為替レートでR1=約¥10なので¥2300くらい
集合場所:ケープタウンのウオーターフロントにあるNelson Mandela Gateway(ここがフェリーのターミナルにもなっている) 
チケット購入:Nelson Mandela Gatewayにあるチケットオフィスで購入できる。事前に売り切れる場合もあるので、前日までに購入しておいたほうが確実(11時からのツアーは特に人気みたい)あとは、電話・メール、オンラインでも購入可能なようなので、こちらを参考に。




2013/06/21

南アフリカ: テーブルマウンテンからの景色は最高~



留学時代にも一度訪れたことがあったケープタウン。どんなところだったか忘れてしまっていたらしい。今回再度訪れてみて、ケープタウンの美しさに完全に魅了された! 真っ青な海とランドマークとも言えるテーブルマウンテン。すぐ側に海と山が共存していてすごく素敵☆



テーブルマウンテンの上からはケープタウンの街全体とその先に広がる青い海が見渡せて、「わー、キレー」と大声で叫びたくなる景色。もー最高。


山の上まではケーブルカーが走っている。このケーブルカーは、乗車中にぐるーり回転するので、どの窓側からも360度の景色が楽しめるというなかなか賢い作り。18年前はそんなケーブルカーではなかったはず。進化してるな〜。強風のため止まることも多々あるみたいなので、行く前に電話で動いているか確認してから行くと無駄足がなくて良い。


私達は山の上まではハイキングし、帰りはケーブルカーで降りた。山の上までのハイキングルートは複数あるが、私達が登ったPlatteklip Gorgeトレイルが一番人気。



Platteklip Gorgeトレイルは、登りが急なだけに所要時間が一番短いというコース。登り約2時間程度。疲れるけど景色がとてもきれいなので、体力に自信がある人は是非トライしてみて。このルートは登るよりも降りる方がきついみたいなので、帰りはケーブルカーの方が良さそう。




その他テーブルマウンテンにはもっと長いハイキングコースなどもあるみたいなので、ハイキング好きな人は事前に調べてもっと本格的なハイキングを計画してみるのも良いかも。






2013/06/19

南アフリカ: レンタカーで楽チン旅









※南アフリカは2013年1月10日~2月1日まで滞在。(ブログの内容がリアルタイムと大分差がでちゃっています。。)

今回の世界一周旅行の中で南アフリカは特別な存在。バックパッカーっぽくない旅をしたって言えばいいかな。他の国ではバスや電車などの公共交通機関を使って移動するのが基本だったけど、南アでは滞在中ずっとレンタカー。なんてラグジュアリー!レンタカーから得られる自由度と安心感、最高。宿泊先も留学時代のホストファミリーやその知り合いの家や別荘に泊めてもらったりして、とてもありがたい思いをした。



レンタカーすることに決めたのは、長距離バスの値段が結構高めだったこと、それからツーリストでも安全に運転できそうな国だったこと。

例えばインドなんかだったら、運転は無理。車やリキシャなどがごちゃごちゃ入り乱れた道で慣れてない観光客が運転したら事故間違いなし。一方、南アは道路はきれいに舗装されているし、交通ルールもきちんと守られているし、道路の標識も英語なので、観光客にとっては運転がしやすい国。

私は完全なペーパードライバーなので、ドライバーは常にダグ。ダグがドライブ好きな人だから助かったわ〜。私は本屋さんで購入したロードマップを手に助手席でナビ係。カーナビは長期間だとお金がかさむのでレンタルしなかったけど、ロードマップで十分だったと思う。

南アは約3週間で以下のルートをまわった。4500km以上の旅。日によっては10時間ドライブもあり。ダグ、運転お疲れ様〜。



Pretoria → Graskop (God's window) → Ballito → Durban → Kokstad → Port Elizabeth → Mossel Bay → Cape Town → Simon's Town → Stellenbosch → Kimberley → Pretoria

知り合いがいない場所ではテントを張ってキャンプ (テントはトルコで会った南アフリカ人のGerhardから貰った。ありがとう!) キャラバンパーク(キャンピングカーも駐車できるようなキャンプ場)がほとんどだけど、敷地内にテントを張って泊まれるホステルもあり。その方が部屋に泊まるよりも安い。


南アにはキャラバンパークがたくさんあるので泊まる場所をみつけるのはそれ程難しくはないけど、キャラバンパークによっては夜になってもゲートを閉めなかったりセキュリティがしっかりしていない場所もあるので、セキュリティの面を念頭において宿泊先の選択をすると良い。友達からもらったキャラバンパークの雑誌が宿泊先を探すのに参考になったので、本屋さんでそのような雑誌を購入しておくと役に立つ。


南アにはバラエティに富んだ素晴らしい景色がたくさんある。きれいな山、海。私達は今回行ってないけれど、南アではサファリもできるし、砂漠もある。南アは一つの国で色々な経験ができる国。今回の世界一周旅行の中で好きな国上位3位に入る国。本当にお薦め!そして、南ア全体を効率的にまわりたいならレンタカーがお薦め。レンタカーはやっぱり楽チンで便利。
























ンタカーする際の注意点


  • 南アでは英語表記の運転免許証があれば運転可。アメリカやイギリスの免許証を持っている場合は国際免許証がなくてもOK。日本の免許だけの場合は国際免許証を日本で取得しておくことが必要。
  • 運転はスピードを出しすぎないように。南アにはスピードカメラが結構あって、スピード違反の罰金をレンタカー屋さんを通して請求されてしまう。
  • 次の目的地へ移動の際は夜の運転をなるべく避けるように。田舎道で人や牛、山羊などの動物が夜に歩いていると見えにくく事故につながる。長時間ドライブの日は早朝に出発し、日が暮れる前に到着するようにしたい。
  • 一般常識かもしれないけど、駐車する際は、シートの上や外から見える場所にバッグや貴重品を残さないように。
  • 路駐も含め駐車場にはよく駐車キーパー的な人がいる。正規の仕事の場合もあるし、そうじゃない場合もある。いずれにせよ、駐車している間、車を見張っていてくれるという意味でチップを払うようにしよう(駐車の時間にもよるがR2〜)。
  • ハイジャックがないとは言えない国なので、運転中車の鍵は常にロックしておくこと。夜中に赤信号で停車する際は特に近くに怪しい人がいないか注意する。怪しいと思う場合は、周りの安全を確認できれば赤信号でも止まらずに通過した方が良い。特にヨハネスブルグは危険という話を聞いた。
  • 間違っても駐車場や道路に駐車して車の中で夜を過ごすようなことはしないように。国が国なので危険。